私の周りの人たち12~ 広江吉信さん(指揮者)

広江吉信さん(指揮者)
広江先生は声楽家から合唱指揮に転向された方です。又の名を エロエヴィッチ・アルチュール・オンナスキーとおっしゃるそうです。私にとって3人の心から信頼する指揮者の一人です。
広江先生は青島で生まれたせいか、なんとなく、全て色素が薄い感じがします。日本人ではないみたい(人のことは余り言えませんが。。。日本にいても英語でよく話し掛けられるし、いろんな国の方たちに同国人と思って話し掛けられることがあります)です。常に冗談をおっしゃっていて、
「オレの言葉にはね、オレには責任がないんです。宇宙から光線がやってきて、オレの唇を操って、かってにしゃべってる」
なのだそうです。非常にスケールの大きい音楽を作られて、ソリストで呼んでくださるとき、そのスケールについて演奏するのが大変です。ああ、もっと大きな体があったら、と、いつも嘆息します。
「飯田さん、飲みに行こう。」
日本にいると、お誘いのお電話がかかります。
「なに、東京にいる?あなた、おいしいもんちゃんと食べてる?音楽家はね、おいしいもん食べないとだめだぞ。食べるお金あるか?ない?じゃあ、食べさせてくれる男の人見つけて連れて行ってもらいなさい。じゃあ、今度また名古屋に帰ってきたら、電話しなさい。おいしいもん食べにつれて行ってやる。」
「飯田さん、釣にいくか?オレはねえ、釣は船釣りなんですよ。こんなでっかい鯛をいっぱい釣る。今度連れて行ってやる。なに?船酔いする?オレの乗った船じゃあ、船酔いしないから大丈夫」
「音楽をしながらねえ、生活していくって言うことは、大変なことなんですよ。オレはねえ、どこからかお金がねえ、はいってくるから、困ったときはご飯食べさせてやる」
快活な優しさ。冗談ばかり言うその目元は、でもどういうわけか厳しいのです。名古屋に来て、音楽家としてどれほど厳しい人生を送られたのだろうかと想像してしまいます。
釣は大好きだけど、沖でしか釣ったことがないので、船酔いを克服して一度連れて行ってもらわなきゃ。

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この記事へのコメント

babyJesus
2006年01月18日 17:22
スゴイ取り巻き(失礼!)ですね!
いえ、真面目に言ってステキだなと、
感じる次第です。
清水まさみ
2016年07月26日 23:43
私の勤務先に以前勤めてみえた声楽家のドクターが学生時代に師事してらした広江氏を調べていたら、ここに着きました。飯田先生にはモーツァルト200でお世話になっています。つながりに驚いています。

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